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弱虫ヴァンパイアブログ!ヨワブロ!!

主にヨワプロの成長を書いてきます٩(ˊᗜˋ*)و

本編終盤のみかずきの話( ˘ω˘ )

どうも!春休みに美花と一期のカップリング、みかずきにどハマりした本山です!!

そ ん な みかずきが「おやっ?( ^ω^)おっおっおっもしかして…!?」って話をまとめたのであげます!メモに残してたら容量食うしね!!

 

⚠️アテンション⚠️

  • 説明文(?)、小説の2種類を使ってまとめてあります
  • *から*までが本山がノリノリで書いた小説です
  • 誤字脱字があれば、暇な人は指摘してあげてね
  • あるアプリのスクリーンショットがあります。ただまとめたって感じなのでグレーゾーンの指摘はやめてね
  • スマホバージョンでは画像が大きく見れますが、パソコンバージョンで見れるかは分からないので見れない場合は指摘してね
  • 途中で美花目線と一期目線が変わるよ

 

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この話のイメ画を一筆!もうデッサン狂いすぎマックス!!

 

 

グロキシニアとの戦いが終わり、美緒はブーゲンビリアの姿になった。

それを見た美花は、過去の全ての記憶を思い出す。
前思い出したのは、
ブーゲンビリア、ホリホックとの楽しい思い出
ブーゲンビリアがグロキシニアと分裂、暴走し、自分がヴラッドスターに住んでいた吸血鬼と一緒に13年間戦ってたこと

ブーゲンビリアとホリホックの姿もあやふやで、2人が、美緒と、今は亡き美和という事も分からなかった。

そして今回思い出したことはあまりにも酷いものだった。
・昔は人間として生きていて、その頃は丁度第二次世界大戦真っ只中だったこと
・友達もおらず、誰からも愛されなかったこと
・初経が来た11歳からは、生理じゃない日は毎日ストレス発散と子作りのために見知らぬ男性と性交をしていたこと
・2回妊娠したものの、2人とも死なせてしまったこと
・家族から失望され、暴力を振るわれ、最後には空襲のとき見捨てられ、死んだこと
・死んで、吸血鬼として生まれ変わってからヴラッドスターに行くまで、復讐とストレス発散に人殺しをしていたこと

過去の酷い記憶を一気に思い出したこと、まさか自分がこんなにも汚いとは思っていなかったこと、ふたつが一気に襲い掛かり美花のメンタルはズタボロだった。
いつもなら日菜子に相談するが、日菜子は美緒と結ばれたばっか。2人の邪魔をするわけにはいかなかった。
それにみんな戦いが終わり、幸せに埋もれていた。今はそんなパーティ(in宍戸家、理子の部屋)の真っ只中だった。
こんな笑顔ばかりの場にはいられない、いてはいけない。
みんなが受け入れてくれるのは分かっていてもその場にいることはできなかった。

トイレに駆け込むや否や、便器に顔を向けて食べたものをすべて戻した。
涙は止まらずまぶたは腫れ、みんなに見せることが出来ない酷い顔だった。

気持ちをなんとか抑え、トイレを出る。
すると目の前には、気をつけの姿勢で真面目な顔をした一期がいた。

 


「先輩…」
駄目…私、気持ちを抑えて。
微笑みながら話しかけてみる。
「…どうしたの?一期くんもトイレ?」
「何か…あったんですよね?」
「…!」
誤魔化せ。
「か…一期くん、知ってたでしょう?私が美緒のこと好きだってこと…だから」
「それとは全く違うことですよね?」
「…!」
なんで分かるの…?
私は下を向き、黙ることしか出来なかった。
一期くんは変わらず強い眼差しを私に向け、話を続けた。
「…これ以上のことは分からないですけど、俺たちは…」
「もうやめてよ!!!」
一期くんはびっくりした顔で私を見ていた。
再び涙が溢れる。
…帰ろう。そうしないと甘えてしまう。
急いで階段へ向かおうとする。
降りようとした瞬間、腕を掴まれる。解こうとしても解けない。
「やめません!!」
「だからやめてよ!!!」
「やめません!!!」
「なんで!!」
「先輩を助けたいからです!!!」
「私は求めてない!!助けられる資格もない!!!」
「なんでですか!!!」
「人殺しだからよ!!」
一期くんは目を見開いて動きを止めた。
涙目になっている。
よかった…これなら……。
「なんで…そんなことしたんですか?」
まだ粘るのね。
そんなの聞いてどうするの?
自分が好きな人は綺麗だって証明したいの?
「理由があるんですよね?」
違う、一期くんはそんな子じゃない。
ほんと私って汚い奴。
なんで私のこと好きになっちゃったの…?
「ごめんなさい…」
「先輩?」
どうすればいいのか分からない。
思考がぐちゃぐちゃ。
涙と震えが止まらない。
「ごめんなさぃ…お願いだから…もう…ゃめて…やめてぇ……」
「先輩!!!」
腕を引っ張られ、一期くんの胸に引き寄せられる。大きく暖かい手が私を包み込む。

だ、抱きしめてしまった…。
すげぇいい匂い…バラ…?
体細い…この体で立ってるのか…?
って違う違う!今はそれどころじゃない!
先輩は…驚いているのかピクリとも動かない。
何か言わないと…やっぱりいつもの…
「美花先輩、好きです」
囁く声が震える。いつもより緊張している。
先輩は状況を理解したのか、俺を押して引き離そうとする。
絶対離さない。先輩を強く抱きしめた。
「ひとりで抱え込まないでください」
「でも…私は……」
くそ…いい言葉が思いつかない……えっと………こんなときは………………そうだ!
「先輩!ふたりでパーティ抜け出しましょう!!」
「ぇ…?」
「1回頭冷やしに行きましょう!」
「えっ…ちょっ!?」
先輩の腕を再び握り、階段を駆け下りる。
「気をつけてくださいね!」
「なっ…何なの!?」
「先輩!!走りますよ!!!」
「もう走ってるでしょ!ちょっと!!」
先輩は泣きながら大声をあげつつ、俺についてきた。

 

美花が一期に連れてこられたのは、ロープウェイで行けるハーブ園。
「俺の大好きな場所なんです。リラックスできるハーブの香りが園中に広がっていてるんですよ。嫌なことがあったときは必ず来てます…冬なので、今は花が少ないんですけどね」
展望台で花壇と街の景色を見ながら一期ははにかみながら言う。
ロープウェイに乗っているときは、一期が進んでいろんな話をしたり、絶景スポットを教えたりして、美花が少しでも楽になるように努力していた。
おかげで美花も表情は少し柔らかくなっていた。
ゆっくり園内を全てを見終わったふたりは、ベンチに座り、休憩していた。
美花は一期に心を許したのか、真剣な顔で、昔のことを話し始める。

 


「私、昔は人間だったの」
「人間…」
何か後悔があって吸血鬼に生まれ変わったのだろうか。
「ええ…それで…私が生きていたときは丁度第二次世界大戦のときでね…」
「えっ!?」
思わず大声を出してしまった。
「す、すみません。続けてください」
昔から苦しい思いをしてきたのか…。
先輩は頷くと、ゆっくり口を開いた。
「今と同じで河井町に住んでいたのだけど、河井町は国への協力の方法がおかしくてね…」
先輩の体が震えている。
俺に教えるために思い出しているのだろう。
先輩の右手を両手で包む。とても冷たかった。先輩は一度びっくりしたような顔をしてこちらを見たが、柔らかく笑い、再び真剣な顔をすると、口を開いた。
「月経が来た女は…子作りとストレス発散のために…毎日裸で男と寝てたの」
「…!?」
次は声も出なかった。
つまり…先輩は…処女じゃないんだ…。
「もちろん私は嫌だったわ…。初経が来たときは必死で隠してた…。結局…バレてしまったのだけどね…」
先輩の目から再び涙が流れる。
「確かに…ひたすら戦う男よりはマシだったかもしれない…でもぉ…ストレスのたまった男は怖くて…血が出るまで…か…噛まれたり…入れられたり…時には…気絶しちゃったり…」
俺も男なのに、話してくれるんだな…先輩は俺のこと好…じゃなくて、信頼してくれている。それだけでも嬉しかった。…ちょっと嘘ついたかもしれない。
先輩の涙がスカートにシミを作る。
ハンカチを出そうと思ったが、先輩の手を離す気にはなれなかった。
「河井町のお望み通り…妊娠もしたゎ…2回…。でも…小さな私の体では…耐ぇきれなくて…ひとりはお腹の中…もうひとりは…ゎ…私のお腹から出て…すぐ死んだわ…」
「…それを人殺しだって言ってたんですか?」
「違うわ…それは違う…って言おうとしてくれたのね…ありがと…」
「い、いえ!」
ふと出た感謝の言葉と微笑みに、俺はちっぽけな返事しか出来なかった。
先輩はふぅっとひと息つくと、じっと俺の目を見て、質問をした。
「…ねぇ、子供を産めない奴は…どうなると思う…?」
俺を見る先輩の瞳は、涙で歪んでいても、力強かった。
口が震える。答えはもちろん…
「…必要ない」
「…正解」
先輩は顔を上げ、うっすら見える海を見ているようだった。
「私はもぅ…ただの邪魔者…みんなのサンドバッグとして…暴力を振るわれ…最終的に…空襲のとき…見捨てられて…死んだ…」
ブワッと強い風が吹き、落ち葉が舞う。
平日かつ閉園時間30分前の園内は、とても静かで、夕焼けが数少ない花を照らしていた。
「そして…私は吸血鬼に…生まれ変わった…」
先輩は左手で、服の下から、首にかかっているペンダントを出した。夕日が赤紫のペンダントを輝かす。
「最初は自分がどうなったのか分からなかったのだけど…持っていた鎌を見たら…自分が無敵になったように思えた…」
「もしかしてその鎌を使って…」
「人殺しをした…。私に酷いことをしてきた家族…男…外国人…。気持ちよかった…感触がたまらなかった…」
…確かに人を殺していい理由にはならないだろう。でも、結局みんな戦争で死んでいたかもしれない。でも…
「…嫌いになった?」
「そんなわけないじゃないですか!!!」
とっさに口に出たが、間違いないだろう。
好きだ…。
くそ…何を伝えればいいか分からなねぇ!
とにかく!
「何があっても先輩が好きです!!正直自分でもなんで好きか分からないです…。だからこそ!まっすぐ先輩が好きです!!!」

好きという言葉と共に、涙(もしかしたら唾紛れてる)が飛んでくる。
顔も言葉もハチャメチャ…。
「…って?何言ってるか分からないですよね!すみません!!」
「…ふっ」
「!」
「あっははははは!」
「ちょっ…先輩っ…恥ずかしいので笑わないでくださいよぉ………ってか!やっと笑いましたね!!」
「えっ…?あ…」
しまった…笑ってしまった…。
顔がどんどん下を向く。
私なんか笑ったら…
「ストップ」
一期くんが私の顎に手を当て、顔を上に向かす。簡単に言えばアゴグイ…。
「俺、小学生のとき、親友…レンがいじめられてるのを見て見ぬ振りをしてたって話をしたじゃないですか。見て見ぬ振りしてる時点で親友じゃないんですけどね」
一期くんが顎から手を離す。
その手は彼のズボンのポケットに吸い込まれた。
かっこいい………ん?
いや、かっこいいっていろんな人に思うか。
「レンが自殺未遂をして、不登校になって、俺はすごく後悔した。だから、これからは悔いなく生きていこうって決めたんです」
やっぱり一期くんは強いなぁ…。
一期くんは私を見て、晴れやかな顔で言った。
「何が言いたいかというと、後悔したことは心に留めていないといけないってことです。
先輩が今、人を殺したことを後悔しているのならば、せめてでも先輩の心の中だけで生きさせてあげてください…」
すごい…一期くんは自分の生き方をしっかり決めているんだ…。
そして解決策まで導いてくれた。
何度目の涙だろうか。苦しくて…嬉しくて…悔しくて……左手で拭っても拭っても涙はひたすら流れた。
「ひとりで苦しかったら、俺じゃなくても、日菜子や美緒、誰でもいいです。相談してあげてください。みんな心配してるんですからね」
一期くんはポケットからスマホを取り出し、日菜子、美緒、理子、大雅、美和、一期くん、私の会話グループ、『ばんぱーず』の会話面を私に見せた。

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「うぅっ…う〜……」
分かってた。みんなが私を受け入れてくれること。一緒に悩んでくれること。
分かっていても、嬉しくて、嬉しくて、泣かずにはいられなかった。
「先輩、理子の家に戻りましょう!みんな美花先輩を待っていますよ!」
「…ぅん!」

美花の心の中で生きさせる。
7人で辛いことは分け合う。

美花は、生きていいんだ。生きなきゃいけないんだ。これからも、強く生きる。


美花と一期はベンチを去るまでずっと手を繋いでいた。

 

帰り道、美花はどうしても一期にお礼をしたいと言う。
「じゃあ俺の彼女に!」
「なりません」
「いいですもーん!最終的には俺の彼女になるんですから!!」
そう言った後、一期はすぐいい案を思い付き、美花に言った。
それは、『家庭教師になってもらいたい』とこことだった。

一期は2、3ヶ月後に高校受験を控えていた。
塾には通っているし、学校のテストでもなかなかいい点数を取っているが、数ヶ月の戦いで勉強には全く触れていなかったのだ。
神様の美緒が出席停止扱いにさせてくれたとしても、成績もかなり酷いものになっているだろう。それはもちろん美花も、他のみんなもだ。

勉強がよくできる美花はもちろんOKを出し、毎週水曜日、一期の家に勉強を教えに行くことになった。

それからふたりの距離がもっと近くなり、もっと惹かれあった。

そして公立高校受験当日。
一期が受験したのは美花と日菜子と美緒が通っている高校だった。
理由はもちろん、美花が学校にいることだ。
美花は決めていた。今日、一期からの告白にOKを出すことを。

 


続きは、本編のお楽しみ!(逃げた)
(でもでも!クライマックス言っちゃったら面白くないでしょ!!)